鍼灸院で台座灸を使う場合、

私個人としては、治療院で使用する場合は熱さのゆるい台座灸をおすすめします。

(私個人で自分自身に台座灸を行う場合は、

温度の高い方の台座灸の方が好き。)

 

 

患者さんは、お灸は熱ければ熱いほど効くと思いどんなに熱くても我慢してしまうケースが多い。

 

なぜかというと、

例えば、高齢者の場合

高齢者の方が利用している介護施設・介護サービス・病院などでは、

現在、水ぶくれは感染症などの恐れがあるので

良いとされていないからです。

 

 

温度の高いお灸を使っている場合、

通常の利用方法に従い、

鍼灸師「熱さを感じたら移動させますから、教えて下さいね!」

と前もって入念に伝えていても、

患者さんは「お灸は熱い方が効く!」っていうイメージの方が多いので、

我慢するだけ我慢して、お灸が終わったら、

水ぶくれになっていた。

 

↓↓↓

高齢者の患者さん「いいんだよ。自分が我慢しちゃったんだから。」

ってならないケースも結構あります。

高齢者の患者さん「あそこの〇〇鍼灸院でお灸したら水ぶくれになった。」

または「水ぶくれにさせられた。」

くらいの人もいます。

 

さらに、

それを第三者のご家族(その高齢者の患者の娘・息子)さんが

の受け取り方もそれぞれで。。

 

 

 

 

治療方針の考えによっては、

 

鍼灸師「何言ってるんだい、

お灸は燃焼温度が深部まで届くからこそ効くんだよ!

熱さのゆるいお灸やって、治療になると思ってるのか?

本気で鍼灸しなよ!」

って思う人もいるでしょう。

 

 

しかし、

治療効果のみを優先することは非常に大変な思いをします。

リスクが大きい。

 

 

 

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<関連記事:せんねん灸の温度は何度くらいか?>

せんねん灸の温度をメーカー問い合わせてみた結果書いてます。

【ためになるかも】台座灸の「せんねん灸」と「柔」温度比較

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高齢者に”水ぶく”れさせると現代では痛い目に合うかも!マジ

 

・特に高齢者の方は、皮膚が弱い方もいるので注意が必要です。

水ぶくれなどの可能性があるため。

本来正しい使用方法は、

熱くなったら台座灸を別の位置へ動かす必要があります。

 

・現在、多くの高齢者は、介護のデイサービスや介護施設への定期的な入所をされてる方が多いです。

介護施設での入浴の際、

多くの介護施設の利用者のつかったお湯に

入浴したりするので、

水ぶくれは感染症防止のためや衛生面的によくありません。

 

介護施設に関連するドクター(医師)や看護師、

介護士などの方にもあまりよく思われないケースが多いと思います。

 

・また持病などで定期的に病院・クリニックへ通院してる高齢者は多いです。

通院先のドクターに灸の水ぶくれの痕を見られると、

東洋医学や鍼灸に理解のないドクターも多いですので、

「こういう傷になるのはよくない。」と

鍼灸自体の停止を患者に提案したりするケースもあります。

 

 

 

現在は、病院内でも衛生面の向上が昔より厳格になってきています。

病院などでも昔は、

エタノールなどの浸した綿花を瓶に作り置きしていたものですが、

今は、1枚1枚パックされたアルコール綿花を使うところがほとんどだと思います。

 

 

瓶に入れた作り置きのアルコール綿花は、

菌が増殖する可能性があり衛生面的に懸念されるようになっているのです。

(これらは、以前勤めていた病院関連の介護施設で体感したことです。)

 

 

何度もいいますが、

何より水ぶくれの傷口を露出していると、

感染症の可能性があるので

現代はあまりよろしくないという傾向が強いのです。

 

 

 

・東洋医学の鍼灸では、

お灸による水ぶくれも、

灸が効いた証拠

ちょうど(体の)弱っている部分でポイントに当たったから

よい兆候なのですよ。

って

感じでありますが、

 

西洋医学の病院・クリニック、

介護施設などにはまったく通用しない言い分です。

 

 

「お灸は水ぶくれがあって当たり前!効果あるんだからいいでしょ!」って

向こうの言い分を

受け容れない態度だと、

鍼灸の利用自体の停止が大いにありえます。

 

 

 

通常、高齢者の生活には、介護や病院が優先ですからね。

 

 

 

もちろん、

介護施設を利用してる鍼灸利用者に、

水ぶくれにするつもりがなかったが、

水ぶくれになった場合、

「鍼灸の世界では、水ぶくれも効いてる証拠なんですよ。」的な事をいう

施術の失敗でないことをアピールすべきかなとも思いますが。

 

「以降、気を付けます。」ってことも

言葉に含ませた方がいいかもです。

 

 

どんなに動くなと先に伝えても患者は動く。

 

 

台座灸のメリットと言えば、

火をつけてしまえば、

ちょっとその場を離れて別の作業をしてもよさそうな所ですが、、

 

 

・背中など見えない部分に行う場合、

患者さんがうっかり背中に手をまわしたりしますので、

温度を感じなくなっても、施術者が動いてよいと言うまで動かないように伝えること。

 

・台座灸の熱を感じなくなると終わったと思い、

起き上ったり、(例えば背中の場合)手を後ろに回したりする人が案外多いです。

 

これは、意外と高齢者でなくても、

30~40歳代、50代の方でも結構います。

(灸の間に眠ってしまい、あれ?ここはどこだっけ?的なのもある。)

 

 

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台座灸の火で、洋服が燃えちゃった。こんな時どうする?(公式版)

 

患者にどう動かないように伝えても、動くときは動きます。

 

少しまだ火がくすぶってる場合、

火傷などの事故になります。

その時に患者さんの洋服が燃えてしまった場合、最悪です。

 

 

どうするかというと。

向こうの意図的な行動でない限りは、

 

 

とりあえず、洋服代を弁償した方がよいでしょう。

ちなみに、賠償責任保険に入っていれば、この辺も保険に適用されたりします。

(もちろん、適用のほどは、それぞれの保険会社の契約による。)

=====

<過去記事>

【気胸・洋服の燃え等】オススメの鍼灸師の責任賠償保険

=====

 

現金ででも金で済めばいいのですが、

「これは、娘からの誕生日プレゼントで大事な服だったのに。。。」

「これもう限定で売ってないのよ!気に入ったデザインだったのに!」

的な、思い出の品、思い入れのある品、だと辛いです。

 

 

 

台座灸のいいところは、

火を付けた後は、

施術者も少し気持ち休憩できるところだと私は思うのですが、

ここの日々の油断がいつか事故ってまいます。

 

 

3~5分くらい?燃え続けるので、

洋服の燃えが怖いです。

 

 

台座のシールの付きが弱かったり、

高齢者の場合特に、皮膚が乾燥していて、

いわゆる、粉ふいてる人もいるので台座灸のシール自体が付きにくかったりします。

ぴったりつけたつもりが、

シールの重力なしかいって位、

スッカスカだったりします。

 

それが、お灸でリラックスしてる

ほんの深い呼吸程度で

場所によっては、お灸が下にコロコロコロ・・・・。

 

 

 

なので、案外気が休まらない。

 

 

日頃の施術にも慣れて、台座灸しても慣れた患者さんなので動かない。

って慣れてくるとついついその場を離れがち、

 

鍼灸院なら電話がきたり、

お客さんが来たり、

または荷物が来たから受け取りに行ったり、、、

ふと離れてしまう。

事もどうしても、してしまいがちになります。

 

そうした日々の中で、ある日、

( あっっ! )

 

 

洋服、焦がしてる・・・。

 

 

とかが、ちょこちょこ出てくるんです。

 

 

台座灸の火で、洋服が燃えちゃった。こんな時どうする?(非?公式版)

 

・だまって逃げちゃう。

 

いや、いかんな。あとあとモヤモヤする。

 

だいたい後でバレたらしゃれになりませんがな。

すごい時間よ1分戻れーーーーーーーーーって、

めっちゃ逃げたくなるんだけど、

ここは正直に言いましょう。

 

 

 

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提案としては、

 

次回の治療を無料にするとか、

次回や今回の治療代金を割り引くとか?(自費の場合)

 

そういう方法もアリかもですね。

 

 

 

保険を使った鍼灸治療の場合、

「今回は保険治療使うけど、

患者さんからの自費負担額はとらないでおこう。」

っていうのは、

保険を使った鍼灸の利用としてアウトなので気を付けましょう。

 

 

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灸の燃えトラブル予防策

 

やはりこういうリスクを避けるために患者着の準備や

 

万が一に灸で衣類の焦げがある可能性があるので

燃えてもいい服?というか、ラフな格好というか

そういう服装で来てください。

と伝えるべきですかね。

 

 

鍼灸院で患者着を準備した方がいいのでしょうが、

経費や管理、患者さんがそれを着替える時間などの

いろいろ悩ましい問題が出てきて。

難しいところです。

 

ベッドが少ないところだと、患者さんが、うっかり着替えてなくて

今から着替えますとかなったら、

年配の方なら、着替えに5分10分もありえる。

患者の回転がうまくいかなくなったりというのが想定されます。

 

2WAY患者衣 フリーサイズ 上下セット

 

 

********

 

患者着を利用する方が普通なのかなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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