患者の「顔と名前を覚えないといけないストレス」はジワジワ心の負担になる。

鍼灸業を辞めて良かったというか、心底、解放されたって思えることの話です。

 

最近、俳優さんが亡くなられて、少し思うところがありました。>覚えるストレス

「覚えないといけない」というプレッシャーの話です。

俳優さんの場合は、新しいセリフを次々と覚えないといけない。だけど、覚えたセリフは撮影が終わったら、もうそのセリフを言うことはそんなないでしょう。がっちり覚えないといけないのに、利用頻度は1回だけ。そして、また次の新しいセリフを覚えていくという職業。

 

私の中で、こんなの覚えるのしんどいわーって思ってたことがあります。

ちょっと邪まな感じですが、「もう1回しか来んような人も名前や顔を覚えないといけないような」そういう記憶作業です。

常連さんになる人ならいいんだけど、頑張って接して覚えたのに、肩透かし。どんな鍼灸師だってこんなことあるだろう。

 

そんな「覚える」ストレスの話。。

鍼灸学校に行こうか迷ってる人は、こういうことが苦手なら治療院業事態にいかないほうがいいと言いたい。

診察券・予約制ではない鍼灸院でつとめる「名前と顔を1回で覚えるストレス」

鍼灸学校卒後すぐに修行言った鍼灸院では、

診察券のようなものはなく・予約制ではない鍼灸院で毎日毎日その日に誰が来るか分からない状態。

ガラガラ(ドア開ける音)「こんにちわ。」と来たら、

 

一番下っ端の弟子の私が出て「○○さん、こんにちわ。」と出ないといけなかった。

新規の患者さんでも、初回か少なくとも2回目には顔と名前を一致させるように言われていたので、

そうすうるようにしていました。

 

この人の名前を覚える仕事、人の名前を覚えることがすごいストレスでした。

 

もともと私は人の名前を覚えることが苦手だと就職する前から自覚していたし。

 

新規の患者さんが鍼灸院にくるたびに覚えないといけないのだ。

 

 

パッと店舗に客が来たら「○○さん、こんにちわ。」と、

患者としては顔だけで、久々来きても名前を覚えてもらってることはすごい嬉しいことだと思う。

そういうサービスの一環だったんだろう。

 

 

はじめこそすごい苦労して、名前や顔の特徴とか・何の仕事をしてる人とかで記憶の定着度を上げてメモに似顔絵を書いたりして覚えていった。

修行2年目くらいのころには、

だいたい1回で人の名前を記憶できるようになったんだけど、

その客が何か月か来なくても、久々来ても「○○さんお久しぶりです。」みたいな。

 

でもこれがむちゃくちゃストレスで。

人を覚えるたびに脳細胞が1つしんでんちゃうかと。そういう感覚?みたいのがあって、、

なんというか、

精神的な、何らかの部分を破壊しながらそれを行っている感覚があった。

 

 

私が修行中きつかったのは、これが一番だ。毎日毎日このプレッシャーがすごいあった。

 

私が、予約制&診察券のある鍼灸院に就職したときは、

予約制&診察券のある仕事場についたときは、名前を初見で覚えるってプレッシャーがなくなって

だいぶ楽になったのを覚えています。

他の治療院の人らって、こんな楽な接客?というか対応をしてたのかと思った。(ちゅうか絶対こっちのほうが効率ええやろw)

 

 

それでもやっぱり、施術中にこの人と何を話したとか、この人の仕事や趣味とか覚えることはあって、修行先よりはだいぶプレッシャーは減ったけど、

治療個所を覚えるとかこの時こういう施術したってのを覚えるとか、やっぱりその人その人を覚えることはカルテに書いてない部分においてボチボチある。

 

鍼灸学校行こうかな?って思ってる人で、人の名前・顔を覚えることが苦手な人はけっこうこんなんでつらい目に合うかもしれない。

結局は、慣れで年々、不思議と仕事のことに関しては速攻で覚えられるようになるんだけど、

でもどこか心の片隅というべきか、「ある日、もし覚えられんくなったらどうしよう・・・」とか不安や少しのプレッシャーや精神的ストレスが私にはありました。

診察券があっても、診察券を忘れた。そこそこよく来る患者さん。で、「えーと名前は・・・どちらでしたっけ??」とはかなり言いがたい。向こうがどんなに残念がることか。

そう思うとすごいプレッシャーを感じて。

 

「鍼灸業辞めてよかった」と思えることで真っ先に思えることはコレ、人の名前、覚えなくてよくなった。

 

私は鍼灸業を辞めてから、この人の名前を覚える・この人の仕事は何でこの人が何を趣味としてて、この人とは何を施術中に話した。

とかいうことを覚えることから解放されて、すごいストレスが減ったことを実感している。

というか、こんなにも人に関して名前や顔や趣味や話した事や何かを覚えることがストレスになってたことを気づかなかったというか。気づいていたけど、ここまで、ストレス感じてたのかって。

解放されたらこんなにも気が楽なのかって思えたのは心底、真剣にマジで事実。

 

私がこの「覚える」ということに対して、異様なプレッシャーや責任感を感じていたのかもしれない。

 

鍼灸学校行く前から、人の名前顔を覚えるのが異様に苦手だなって自覚してる人は治療院業みたいのはいかないほうがいいと思う。断言する、いずれ気持ちに無理が来ます。

 

鍼灸業、なるべく施術者がストレスを感じない運営作りも大事かなと。

鍼灸業などこういう名前顔を覚えないといけない仕事の人は、診察券なり予約制などなりして、なるべく覚えるストレスを減らすようにしたほうがいいです。カルテとかにも書いたり、エクセルとかで記録しておくのも手かもしれません。

この人には、何の話をしたとか。この人は何の話が好きで、このことに対して嫌悪を抱いている人なので、この傾向の話はこの人の前では禁句とか。

 

完全予約制だと、誰が来るとか事前にわかるし、予約はいってない時は別の用事とかこなせたりと便利ですよね。

 

病院だと患者と従業員ってパックリ分かれていてというか。看護師さんが来院されてた方の名前を憶えてなくても何ら変じゃないイメージが強い。

鍼灸院はこういうストレスがあるよなあって思ったな。